財務研修って、なんでビジネスマンに必要なんスか?」

なんて、ある意味本質的な疑問への回答を示してくれるお薦めの一冊がこちら。

山口 揚平著、デューデリジェンスのプロが教える 企業分析力養成講座

評価は

その答とは、

「投資をするにあたり、我々が知りたいのは2つだけだ。1つは、この会社を動かすメカニズム、つまり会社の価値の源泉は一体何かということ。もう一つは、この会社の妥当な”値段”である。」

という、冒頭に紹介された企業買収のプロのセリフに凝縮されています。

そう、どんなビジネスパーソンにも必要なのは、決算書をつくることではなく、そこからその会社の本当の姿を見抜くことなのです。

これを、九つの企業を題材に「これでもかっ」と言うぐらい丁寧に解説してくれているのが、嬉しいところです。

以下、ポイントを。

●因果のマトリクス
   結果
過去  未来
  原因

1. 過去の結果(財務諸表)
 ↓分析
2. 過去の事業構造
 ↓洞察
3. 将来の事業構造
 ↓推計
4. 将来の結果(企業価値)

●企業を分析する9つの視点
           外部環境
ビジネス(事業マーケット)←→キャピタル(資本)マーケット
           内部環境

社会動向 マクロ経済 資本市場
市場構造(業界) 収益構造(PL) 資本価値(BS)
競争構造 事業構造 資本政策

●マクロ経済とは、為替・原油・金利(これをあわせて三大要素という)

●株価は…資本市場全体の動向(いわゆる相場)によっても上下に動く。株価の約30%は、この資本市場の動向に左右されるといわれている。

●スターバックス
 外食産業総合調査研究センターの資料によると、喫茶業全体の市場は減少傾向にあり、1997年には1兆4,000億円であった市場規模は、2007年には1兆600億円にまで縮小している。

 スターバックスジャパンの利益還元構造
  原価の一部は仕入れ先が親会社
  販管費の一部はライセンス料

●分析のプロはBSをどう見るか
 1. 事業用資産
 2. 非事業用資産
 3. 運転資本 (売掛金+棚卸資産-買掛金)
 4. 調達資本

●ビジネスシステムとROIC分析の関係
財務戦略 設備投資 FCマネジメント 教材・講師調達 広告宣伝 講義
自己資本比率 ○ ○
固定資産回転率 ○ ○
投下資産回転率
運転資本回転率 ○ ○
ROIC
売上原価率 ○ ○
税引き後営業利益率
販売管理比率 ○ ○
売上高 ○

●キャッシュフローマトリクス

●デットとエクイティの一次関数モデル

●ゲーム会社は、ゲームを開発している期間は、できあがりつつあるそのソフト資産を棚卸資産、つまり在庫に計上しておき、販売を開始して売上が上がると、今度は原価という費用で落としていく。

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