クーラーって、こまめに消すよりも1日中つけっぱなしにした方が実は安上がりだっていう話がありましたよね。アレって目からウロコで、自分では「常識」と思っていたものが、実は非常識だというので印象に残りました。

で、これが実は節約にもあてはまるんですって。

普通、「節約」っていいニュアンスで捉えていると思うんです。クーラーや電気をこまめに消すのもそのためだし。ところが、意外と節約には危険が伴っているというのが紹介されているのが、風呂内 亜矢さんの新著、その節約はキケンです――お金が貯まる人はなぜ家計簿をつけないのかです。

その「キケン」の数、なんと28個。

  • クレジットカード断ちはキケン
  • 住居費を節約するのはキケン

など、「そうだよなぁ…」というものから、

  • ふるさと納税はキケン
  • 電気の契約アンペア数を下げるのはキケン

なんていう、今話題になっているものまで含まれています。

個人的には、家電製品の電気代を比較して、新製品に買い換えるべきかをチェックできる「しんきゅうさん」という環境省のサービスが便利に感じました。

家電って、使えるものを捨ててしまうのには心理的な抵抗があるのですが、こうやって見比べると、買い換えた方が良いのが実感として分かります。電力消費が少ないということは、地球にも優しいワケですし…

普段から、節約にこだわっている方も、あるいは節約しようと思ってもついつい余計なものを買ってしまう方にもお勧めの1冊だと思います。