※決算書ソムリエは、初心者を対象に会計の直感的な理解を深めることを目的としています。このために、複雑な内容を単純化したり、厳密な正しさを犠牲にすることで理解しやすさを増す説明をしています。法律に則った厳正な会計知識を得たい方は、簿記や税理士などの勉強をすることをお薦めします。

管理会計(マネジメント会計)の売上アップ効果

売上分解のKKD排除効果 売上を細かく分解して考えると合理的な意思決定が出来る。今の時代、勘・経験・度胸(KKD)でものごとを決めているようでは世界で戦えない。
売上分解の因数分解モデル 売上を分解するときには、×÷+-の数学の因数分解を意識すると、ヌケモレしにくい。経営の盲点をなくすために必要な視点。
売上分解のBCギャップ 売上を分解するやり方は色々。とくに、法人向けビジネス(B2B)個人向けビジネス(B2C)では大きく異なる場合が多い。場面に応じて多くの切り口を持っているのが優秀なビジネスパーソン
改善感度とは何か 売上を分解したうえで、どの要素が一番売上アップにつながるのか、を考えるのが改善感度。限られたリソースで最大の効果を上げるために必要な思考法
価格-販売数トレードオフ 価格を上げれば販売数が落ち、逆もまた然り。すなわち、価格と販売数量はあっちが立てばこっちが立たずの関係がある
価格-販売数トレードオフを
推計するPS分析
価格-販売数トレードオフを測定するのがPSM(Price Sensitivity Measurement)分析。売上を最大にする価格が分かる
プロダクトミックスのコントラスト効果 高い製品があるからこそ、安い製品がほんとうに安く見える。賢い商売人はコントラストを上手に使う
値下げの変動比率アップ効果 値下げは、変動比率を上げると言うことに他ならない。すなわち、BEPチャートにおいては、変動費を示す線の傾きが急になり、損益分岐点が遠のく(必要な売上額が大きくなる)

経済基礎

経済ダイヤモンドモデルとは何か 金利、株価、為替、物価という経済の四大指標の間にはたらくメカニズムを表したのが経済ダイヤモンドモデル
経済ダイヤモンドモデルの三層構造 通常の経済の流れを表した実体層、投機的なお金の流れを表した投機層、経済層、実需層
経済ダイヤモンドモデルを
具体化するための
BCF行動特性
経済ダイヤモンドモデルを本当に理解するためには、情勢が変わったときにビジネス(B)、消費者(Consumer)、金融機関(Financer)がどのように動くか想像する必要がある
経済ダイヤモンドモデルのマッピング暗記法 経済ダイヤモンドモデルの四大指標を暗記するのは、それぞれを東京の東側の地図と結び付けて考える
経済ダイヤモンドモデルの対向逆転特性 経済ダイヤモンドモデルにおいて、要素間の動きはどちらをスタートポイントにするかによって変わってくる。この特性が、経済を分かりにくくしている最大の要素

自己資本比率の意味 自己資本比率は、資本(純資産)÷全資産で表され、会社の安定性を計れる
自己資本比率のバランス効果を 自己資本比率で会社がビジネス拡大のためにどのくらいリスクをとっているかを計れる。したがって、高ければ高いほどよいというわけではない
流動比率の意味 流動比率は流動資産÷流動負債で表され、会社の安定性が計れる
ROEの意味 ROEは当期純利益÷資本の部合計で表され、会社の効率性が計れる
総資産回転率の意味 総資産回転率は売上÷総資産で表され、会社の効率性が計れる
ROAの意味 ROA(総資産利益率)は利益÷総資産で表され、会社の効率性が計れる
利益率の意味 利益率、就中営業利益率は営業利益÷売上で表され、会社の儲ける力(収益性)を計れる
「ROE-自己資本比率トレードオフ」 計算式から分かるとおり、ROEと自己資本比率はトレードオフの関係にある
指標分析の4大視点 安定性-効率性(リスク取り具合軸)、収益性-成長性(現在未来軸)、もしくは、安定性・収益性・効率性は現在。成長性はそれらを時間軸で整理したもの
会計の「比較三原則」 指標分析は、比較することによって初めて意味を持つ。同業他社との比較、過去との比較、未来との比較