「会計って、なんで勉強する必要があるの?」と疑問を持ったときに手に取るかも知れないのがこちら。

岩田 康成著、社長になる人のためのマネジメント会計の本

評価は

★★★☆☆ (ぜひご一読を!参考になりますね)(評価の基準はこちら)

「マネジメント会計」という名の通り、単なる管理会計を超えて、財務(NPV, IRR)や組織構造にまで踏み込んだ意欲作です。

もちろん管理会計の項目も一通り押さえられる内容になっています。

ただ、その分一つひとつの項目の掘り下げが弱くなってしまったきもしますが、やむを得ないと言えましょう。

一度勉強した人が、「そういえばアレ、どういうことだったっけ?」とハンドブック的に使うとべんりそう。

下記、ポイントを。

●原価計算の目的
 儲けの具合を見抜く
 原価を削減する
 選択的意思決定をする
 経営紀伊本計画に役立てる

●損益分岐点は、固定費吸収戦略のための経営管理の需要な道具として登場したのです。いくら売り上げれば損益トントンになるか?採算がとれる点はどこか?それはどうしたら達成できるのか?これらの問題が分かることによって、経営の戦略を描くことができるようになったのです。…損益分岐点図表は、「経営者の羅針盤」(Director’s Diagram)とも呼ばれています。

●意思決定の三つの種類
 戦略的意思決定
 管理的意思決定
 業務的意思決定

●最適プロダクトミックス

●投資の採算性分析
 ROI
 回収期間法=投資額÷(利益-税金+減価償却費)
 

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